美術科高校って本当に画力が上がるの?【メリットとデメリット】
美術科高校ってどんなところ?番外編
こんにちは。とある美術科を卒業しました
さかいと申します。
美術科高校についてかいています。
前回の記事↓
このページを見てるということは少なからず
美術科高校に興味を持っているということでしょうか
皆さんはどうして美術科高校が気になっているのですか?
美術が好き?
勉強が嫌い?
先生の勧め?
絵が上手くなりたい?
中3の私が美術科高校に通いたいと思った
一番の理由は
絵が上手くなりたい
ただそれだけでした。
中学時代、同じクラスにめちゃめちゃ絵の上手い子がいて、
その子をどうにか超えたい。私の方が上手になりたい。
だったら、美術を専門に学べばいいじゃん!
そう思って美術科高校に入学しました。
同じような人、いるんじゃないでしょうか。
でも不安だったのが
本当にうまくなるのか!??
美術科なんてお先真っ暗なんじゃないか!?
ということ。
なのでー
実際に美術科高校を卒業して見て感じた
メリット・デメリット
本当に画力は上がったのか??を画像付きで
紹介していきたいと思います。
①画力は上がったのか?
結論:上がった。
以前記事でも書きましたが、
美術科の時間割は狂っています。
朝から晩まで描きっぱなしです
高校3年の時間割は
勉強する時間より絵を描いてる時間の方が長いぐらいです
もちろん本気でやる人と適当にこなしていく人で
雲泥の差は出て来ますが、
総じてみんな、上手くなります。
特にデッサンが
その証拠画像をお見せします
Before
まず、さかいが中学3年の時の絵
パイナップルの鉛筆デッサン
美少女デジタルイラスト
つらいです。まさに中学生の絵です
after
次に、高校3年時のさかいの絵
鉛筆デッサン パイナップル
美少女デジタルイラスト
…ご覧の通りです。
私は描きたいものしか描かない人間だったので
美術科に入らなかったらデッサンとかしなかっただろうし
絵が趣味の延長で終わってしまっていたんだろうなと
思っています。
は?大した画力じゃねーじゃん死ねって
お思いの方は申し訳ありませんが
黙ってすいどーばた 美術学院のウェブサイトでも
見ていてください。
②美術科のメリットは?
・美術好きと出会える
・高校のうちから日本画や工芸など、
専門的な授業を受けることができる
・美術科に来るような人は大抵病んでたり
屈折した人生観を持ってたりするので
いじめとかあんまり無い
・有名美大出身の超上手い先生方に
好きなだけ絵を指導してもらえる
・美大に受かりやすい
大きな部分はこれくらいでしょうか。
美大に受かりやすい、というのは
デッサンを授業で行うから入試に有利という意味もありますが、
歴史の長い美術科高校だったりすると、
様々な大学からの「指定校推薦枠」があり、
センター試験なしで
ちょっと面接してポートフォリオ見せれば合格!
みたいなのもあるので
美大に絶対行きたいと思ってる方には
オススメできると思います
ちなみにうちの美術科には
多摩美術大学
女子美術大学
東京造形大学
横浜美術大学
あたりの指定校推薦枠があった気がします
③美術科のデメリットは?
・周りが上手いやつばっかで心折れる
・絵をズタボロに言われて心折れる
・数学などがおろそかになる
・美術以外に進むことが少しだけ難しくなる
・恋人ができない(個人差)
この辺でしょうか。
受験を乗り越え各地から集まった
美術を愛する30人のクラスメイト。
当然、ありえないほど上手い奴がゴロゴロいます。
あと美術科で絵はあまり褒めてもらえません。
ここをこうした方がいいねとか
ここが残念だったねとか
マイナス式の批評が基準です。
もしもあなたが褒められたいから
絵を描いているならば描く行為が
苦痛になってしまうかもしれません
私は高三の時、
「お前は絵具と紙の無駄遣いをしているだけで
そんなもんは作品じゃない」
「どうせ死なないくせに死ぬ気でやらない凡人」
と言われ、一時期まともに絵が描けませんでした
心が強い人は耐えられるんだと思いますが。
まとめ
美術科高校に入ると絵はうまくなりますし
メリットもデメリットもたくさんあります。
しかし、美術科だけが道ではありません
家で独学で描いてる人や美術予備校で腕を磨く人
普通科高校の美術部に入る人
どんな道を通っても画力は上がります
しかし私が美術科を推すのは、
「今までにしたことのない体験を
同じ志を持った仲間とできる」
からです。
楽しい事ばかりではありませんでしたが
私は美術科に入ってよかったなあと
心から思っていますので
これを見たあなたもちょっとだけ
検討していただけると嬉しいです
質問とかあったら気軽に書いて行ってください
ご観覧ありがとうございました!
注)個人の体験談です
全ての美術科高校に
当てはまるわけではないです