悪役に感情移入してしまう奴ら大体みんな友達
どうも、親友と絶縁しました。 (挨拶)
こんにちは。昨日チャットで見知らぬ40歳男性に
性格ブスと言われましたメンヘラです。
いや誰だよお前絶対許せねえ
匿名チャットなんか精神衛生汚濁の要因でしかないのに
なんでやってんかって言いますと、暇なのです
ぼっちって基本暇なんですよね、悪いことじゃないけど。
例えば友達がいると「みんなでディズニーへ行く」ために
予定を立てる、ラインを送る、スケジュールを管理する
楽しみだね〜って語る…等、芋づる式にやることが増えていく。
しかしぼっちはディズニー行くか!っつったら
その瞬間にもう行けるから…
それだけで何時間も差があるんだな
だからこそ、ぼっちはその暇な時間を高質なものに
するべきであると思うわけです。
仲良しお友達軍団にぼっち乙wwwwって指を差されても
ぼっちの何が悪いんじゃいと余裕を持てるように。
つまり何をすべきかと言うと、
とっとこハム太郎3ラブラブ大作戦でちゅ をやれ。
勘違いしている方も多いのだが
ハム太郎のゲームはハムスター育成ゲームではなく
おはなしアドベンチャーゲーム。
ハムスター独自の言語である「ハム語」(例:ハムは〜
を駆使しながら様々なハムスター達のお困りごとを解決し、
ハム達と仲良くなって、どんどん新しい気づきを得ていく。
そしてこのとっとこハム太郎3ラブラブ大作戦でちゅは、
とっとこハム太郎シリーズ3本目のソフトであり、
そのサブタイトルにもあるように、ハムスター同士の
愛を守るための物語である。
愛を守るだと!?
愛なんて存在しねえよ!!!
みんな自分のことしか考えてねえんだよ!
寒いからってカップルども
みんな手を繋いで歩きやがって!!
ゲームの中でまでそんなん見たくねえわ!!
と、思うようなひねくれぼっち(私)にこそ
あえて勧めたい理由がこのゲームにはある。
見てよこの満足そうな顔を。
アンパンマンよりばいきんまん、
サトシよりロケット団を応援してしまう性分の人間には
たまらない、デビハムくんがいるのだ。
デビハムくんはカップルや兄弟、友達同士など
深い愛情関係にある二人のハムを勘違いや嘘によって
仲違いさせてはにゃはははーと喜ぶ、どうしようもないハム。
プレイヤーはハム太郎(リア充)として、
りぼんちゃん(彼女)と一緒に
デビハムくんの野望(リア充撲滅)を食い止めるのが
大まかなゲームのシナリオ。
しかし私はどうしても、どうしようもない
デビハムくんに感情移入してしまう。
ハム太郎が愛を大切にできるのは、
自分を大切に可愛がってくれる飼い主、ロコちゃんがいて
自分を慕ってくれる可愛いハムもいて、
大好きなひまわりの種を食べることができて、
周りにはいつも優しい友達ハムがいっぱいいて。
そんな環境で育ったハム太郎はそりゃあ、「正しい」だろう。
誰が見ても、ハム太郎は真っ当に、主人公なのだ。
遊園地の広場で一人、笑うデビハムくんをみると
なんだか愛おしさと悲しさがこみ上げてくる。
デビハムくんはよく笑う。
他人を困らせては大笑いする。
他人が悲しむ度に満足げな顔をする。
デビハムくんはいつも一人だ。
デビハムくんがどんな境遇で生きているのかは分からないが
彼は彼なりの正義の元、半端ない行動力で動いている。
デビハムくんは、寂しかっただけなのではないか。
一人が寂しいなら、みんな一人になればいい。
自分を守るためにデビハムくんが考え抜いたその答え。
それを「仲良しハムちゃんず」にあっけなく
崩された時、一体どんな気持ちだったのだろう。
考えるだけでその報われない悪役っぷりに愛くるしさを覚える。
軽い気持ちで十数年越しにプレイしたのだが、
いまだにラストステージのデビハムくんを倒せていない。
そして、倒すつもりもない。
とっとこハム太郎3ラブラブ大作戦でちゅを
もうハッピーエンドなんかで終わらせない。
そう、私は固く決心した。
幼かった頃、何も疑わずにデビハムくんをコテンパンにして
しまったことへのせめてもの償いのつもりなのだ。
ぼっちは気楽だが、「共感」してくれる相手が
いなくて辛いことも多々ある。
もうすぐ春とはいえ、
二月っていうのは正月の喧騒からも遠く、
春の暖かさも感じられず、
なんともいえない寂しさが身に染みる時期だ。
そんな時、物語のキャラクターはいつも
我々の心の中に寄り添ってくれる。
デビハムくんこそ、
きっと我々ひねくれぼっちの
一番のともちになれるのではないだろうか。