美術科高校ってどんな所?【3】油絵・日本画演習!
こんにちは!木版画作家のさかいさん (@sakaiizumi6) です!
美術科高校ってどんな所?第3回目は1年時の油絵・日本画演習についてです!
前回は美術科高校の時間割やデッサンの講評会について書きました
よかったらどうぞ。
美術科1年の油絵実習!
油絵専攻、日本画専攻、彫刻専攻、デザイン専攻、工芸専攻の中の一つ、油絵!
1年生時の油絵の授業では油絵道具の基本的な使い方を学び、自分の好きな
油絵画家の作品を模写する、と言うものでした。
これさえあれば始められる
芸術棟と呼ばれる美術科が授業を行う専門棟には
魅力的な画家たちの画集が何冊もあったので、学生はそれをプリンターでコピーし
イーゼルに掲げて模写をするのです。
場所は芸術棟絵画室。常に油のギトつくにおいが充満し、
キャンバスの釘が散乱する、素敵な教室です。
絵画室は卒展の作業もする場所なので、部屋の横幅はおそらく
8メートルくらいあったと思います。天井も超高い。
数メートルもある先輩方の超上手い油絵に囲まれながら、細々と模写を
完成させる…それが1年の最初の課題でした。
私はオディロン・ルドンの花の絵を模写したのですが、
なかなかうまく行ったもんで
当時はとっても満足でした。自分の模写を眺めてニヤニヤしてました。
美術科1年の日本画実習!
美術科1年の日本画実習では日本画材、水干絵の具を主に使用し、
自分の好きな果物を二つ、和紙に描いていきます。
水干絵の具とは牡蠣の貝殻などを乾かして砕いて、それに顔料で色つけをしたもの
で、日本画初心者や、日本画の練習などによく使われているもの。
日本画の画材は比較的高価で、15グラムで800円なんてザラなのですが、
水干絵の具はその半分くらいの値段で買えるのでとっつきやすいです。
日本画実習では
板に和紙を張る方法は?
にかわとは何?何度で溶けるの?どのくらい混ぜるの?など、
本当に初歩的なことから始めていきます。
私はリンゴとデコポンを描きました。
丸がふたつ並んで構図がよくないねって言われた気がします。
しかし、にかわを砕いたり、とかしたり、混ぜたり、
絵を描くためにたくさんの工程を踏まえることがとても楽しかったです。
終わりに
今回は油絵と日本画実習について書きました!
次はデザイン、彫刻…の前に、
美術科高校の夏★死闘の県展制作について書こうと思います………。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 次です ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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