美術科高校ってどんなところ?【1】入試偏
初めまして。さかいと申します。数年前まで関東のとある美術科高校に通っていました。
自身が美術科を受験する前、美術科高校についての情報があまりにも少なく、美術科高校を想像するための資料がひだまりスケッチくらいしかありませんでした。
ひだまりスケッチ コミック 1-8巻セット (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 蒼樹うめ
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本当に自分は美術科でやっていけるのかな?と当時不安に思っていたので、同じような人に向けて、情報を発信しようと思いました。
しかしまあ当然、美術科高校といっても全国津々浦々、多様な形がとられていると思うので、一つの例だと思って軽〜く見ていただけると幸いです。
【高校入試は、勉強だけじゃない】
ご存知の方も多いとは思いますが、美術科高校の入試には普通の筆記試験とは別にデッサンの試験がついて来ます。
自分の高校は、筆記5教科500点+デッサン100点の計600点で入試が行われていました。
デッサンだけできりゃいいわけでもなく、ガリ勉してりゃいいわけでもなく、両方が出来ていないといけないのです。
試験内容は、3時間で机の上に組まれているモチーフ3つを水彩絵の具で着彩デッサン
する、というものでした。(毎年これ)
当時私が使っていた水彩絵の具はコメリとかに売ってる
こういうやつでしたが、
上手い子はみんなホルベインっていう画材メーカーのやつを使ってました。
これこれ。
私も上手い子に憧れてかいました 。
やっすいやつに比べて圧倒的に発色が良く、混色しても濁りにくいという
印象です。
今でも愛用しております!!一度買っちゃえば数年は使えると思う。
綺麗な絵の具にテンションは上がるとはいえ、
当時アニメ好きガチキモオタだった自分はこの着彩デッサンが苦痛で仕方なかったで
す。早く帰って初音ミクの絵が描きたい…!まどマギが観たい…!そんな感じでした。
しかし初音ミクばっか描いてても美術科には受からないよとある人に言われ、
地方の美術予備校に2週間だけ通いました。
美術予備校には美大を目指す人、美術高校を目指す人、大人になってから絵を始めた
人、中には小学生もいました。そんな中で絵をかくと感じることはやはり…
うわ…私の絵、下手すぎ…!?
何年も何年も絵を描き続けている人々のデッサンへの熱気はあまりにも激しく、話しか
けることすらためらいます。集中力を妨げちゃうから実際話しかけちゃダメだしね。
そんな中で劣等感に襲われながら必死にデッサンをし、なんとか美術科高校に合格することができました。
美術予備校は通うのに結構なお金がかかりますが、無料体験講座なども開設しているところが多いので、1度は足を運んでみると本当にいい経験になると思います。
しかし地方だと予備校に中々足を運ぶことすら難しいと思います
そういう時は本に頼りましょう
マジのオススメはこれ。
基礎から身につくはじめてのデッサン―形のとり方から質感まで鉛筆デッサンの基本がわかる
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日本最高峰の美術大学である
東京芸大日本画卒の先生が書いている本なので本当に参考になりますよ
私もこれ読み込んで真似してだいぶうまくなった。
全ての基礎が詰まってると思う。
ともあれ、美術科高校合格後これから自分はどうなっていくんだろう、
美術科の人ってどんな人が多いんだろう、授業はどんな感じなんだろう…と
不安は拭えないまま、高校1年生の4月を迎えるのでした…。
次回の記事は美術科の授業についてと美術科流,放課後の過ごし方についてです!
読んでくださった方、ありがとうございました!
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